悪態ハレンチ雨男芋女

日々の感じたこと

春眠暁を覚えず

目が覚めたら夜だった。

寝ぼけながら台所に行きペットボトルのお茶を飲み干す。

つもりが空だった。

蛇口から水を飲みながら昨日の事を思い出そうとし、 何か恥ずかしい記憶が出てきそうになり思いとどまる。

あぁそっか、昨日飲み過ぎたんだった。

帰った頃には朝のニュースが今日の運勢を星座で占ってたっけ。

あと4時間で今日も終わるけど。

タバコでも吸うかとタバコを探すがどこにも無い。

また何処かの飲み屋さんにでも忘れてきたんだろう、支払いを忘れてなければ良いんだが。

仕方がない、買いに出掛けるかとシャワーを浴びるがシャンプーが空っぽ。

まあ良いかと石鹸で洗う。

出掛けにゴミ箱を見ながら今日はゴミの日だったと気づく。

もちろんケータイの充電は〇。

むむ?

いつも通りと言えばいつも通り。

だが今日の占いは1位だったんだが!

星座占い1位だったんだが!

これ、もしも1位じゃ無かったら死んでたんじゃなかろうか。

近所のコンビニでお買い物カゴにペットボトルのお茶を入れる、もちろん体脂肪を燃やすやつ。

パピコを2、3個取って明日のパンも忘れずに。

明日のパンは関西でしか意味が通じないらしいね。

明日のパンは明日のパンだろうに。

五木の鍋焼天ぷらうどんも買っとこう。

玉子を入れて食べるとめちゃくちゃ美味い。

そしてお会計。

全部買えた。

あれ、買えた。

うおおおおお!

いつもならここで財布が無い。

さ・い・ふ・が・ない!

と、途方に暮れるところなのに!

ありがとう 星座占い。

ありがとう 良い1日だった。

家に帰り鍋焼きうどんを作りながら時計を見ると日付が変わってた、ギリギリの戦いだったんだな。

さてと、ソファに座りタバコを吸う。

あれ?

タバコ買うの忘れてたぁー٩( ᐛ )و

 

木屋町小唄②

旅に出たいと京都まで来てそろそろ1週間かな。

よく行くお店には顔も覚えられ、近くの焼鳥屋なんかは「お帰りなさ〜い!」なんて言われて、、

ただいま〜

なんて言ったりしてニヤニヤしております。

家族経営のアットホームな焼鳥屋『串ぼうず』

金宮のさんぴん茶割と焼鳥を適当に盛り合わせで〜

適当に盛り合わせ〜なんて言える仲にまでなっとります。

まぁ、同じ物3本づつ出てくるんだけど。

そうなんです。

ここ、1本づつ頼めないんです。

これさえ無ければ良い店なのに、独り者にはつらい。

さてさて。

追加で皆んな大好きベーコン巻きタイム〜!

トマトベーコン、オクラベーコン、なす巻き、ゴーヤベーコン、ベーコン巻き!

ベーコン巻き?

これが美味いんです!

玉葱の輪切りにベーコン巻いてるの。

ぐるぐるにグルグル🌀

幸せ。

でも3グルグル。

おいおいぐるぐるしすぎ〜。

しめは鳥スープと焼きおにぎりー!

そして生搾りグレープフルーツサワー

うぉ〜!

私は今!

世界で一番幸せ者だぁ〜!

スッキリしたところで、そそくさと次のお店へ。

まだまだ終わらんのよ宵の口。

ふらふら、ふらふ〜ら。

閃いた!こんな時こそあそこだ!

ずっと気にはなってたけど行けてなかったお店。

『スナックぬこ』

おそらくネコでもいるのだろう。

ネコ好きだし、口下手な私はネコなんて居てくれたら間が持つってもんだ。

なんなら歌っちゃうよ《キャッツ❤︎アイ》

カランカラ〜ン🎵

本当にカランカラン鳴りました。

扉を開けるとカウター6席にハイテーブル1つ。

昭和レトロな感じで、どことなくお洒落。

すいませ〜ん。

無音。

カランカランの音が大きかっただけに静けさが増す。

待つ事10秒ほど、看板も電気がついてます。

店内には誰もいません。

すいませ〜ん。

店内に入る。

ガサッ

音がしたカウンターを見ると何故か全面に簾?

すだれ?

なんで?

よく見るとすだれとすだれの間で顔の半分だけ出してこっちを見てる女性がいます。

ん?

こんにちわ。

ぬこ「こんにちは」

ここはスナックですよね??

ぬこ「バーです」

え?

ぬこ「バーです」

バーですか〜、バー好きです。

ぬこ「わたしもです」

これはあれだ、突っ込んだら負けのやつだ。

とりあえずカウターの端に座ってみる。

すると、すだれがスルスルと20センチぐらい開いてコースターとおしぽりが出てきた。

どうやら歓迎はしてくれるみたいだ。

そっちがその気なら受けて立とう、私も無言でカウンターの生ビールサーバーを指さす。

滞り無く生ビールが出てきた。

生ビール飲みながらどうやってアテを頼むか考える。

どうしよ〜これから〜

 

 

次回に続く。

ユー☆ガッタ☆チャンス

九州の博多でお友達が17:00からモツ鍋を食べるから来ないかと連絡があり、週末だし行くかと新幹線に飛び乗りました。

神戸からだと2時間くらいで着いちゃうみたいで意外と近いです。

初めて博多に行くのでそりゃぁもうワクワクで新幹線に乗ってたんだけど、前の席に酔っ払いのおっさん。

う〜う〜と、うめき声をあげてるおっさん。

静かにしろよと思いながら周りを見渡すと、

そのおっさんの前には女性2人組。

私、おっさん、女性2人組の並び。

あえて言うなら。

おっさん、おっさん、2人組。

おっさんは我が物顔で奇声を発しています。

こりゃめんどくさいなーと思ってた所、前の女性2人組に話しかけ出しました。

下を向いて無視してる2人組。

だんだん椅子まで蹴り出す始末。

もう我慢ならん。フリムン!

注意しようと立ち上がると、おっさんも立ち上がります。

わりとデカイ。

待て!暴力反対!

言おうと思ったらおっさんは一つ前の車両のトイレに行ってしまいました。

ひとまず休戦。

ここで注意すればヒーローじゃないか?

でも逆上したら怖いじゃないか?

思い起こせば何の取り柄もなく生きてきた私にもやっと巡ってきたチャンスなのではないだろうか?

少年時代に夢見たヒーローになれる最初で最後のチャンス!

掴むしかない!

『ユー☆ガッタ☆チャンス』

頭の中で吉川晃司を歌いながら座り直し待っていると、おっさんがフラフラと帰ってきた。

さて、出番だと私は席を立つが、おっさんはなんと2人組の席に倒れ込むじゃないですか。

なにそれ!びっくりなんですけど〜!

キェー!

奇声を発し倒れ込むおっさん、そして悲鳴を上げる女性2人組、なぜか吉川晃司を歌いながらポーズを決めてる私。

まさにカオス。

取り敢えず注意しようとおっさんに近づく私。

すると倒れたおっさんを押しのけながら2人組が

「やめてよーお父さん」

ん?

なんつった?

な、ん、つ、っ、た!

これはあれだ。

向こうからしたら、家族旅行中に変なポーズをしたおっさんが突然絡んでくる図になってしまう。

今ならギリギリ間に合う!

私は変なポーズのままその場で一回転し一つ後ろの車両へと消えてゆくのです。

消えてしまいたい…

トゥナイッ٩( ᐛ )و

アンダースタン?

サンドイッチ! サンドウィッチ??

どちらでも良いらしいですね。

そんなサンドイッチが無性に食べたくなる時って無いですか?

なに?サブウェイ?

好きだけど今はそれじゃない。

なになに?喫茶店の?

あれも大好きだけどー!

無性に食べたくなる奴はもっとこう適当でいてチープ、そしてファジーでラブリー。

アンダースタン?

あまり物のパンとレタスとトマトーみたいな感じ?

例えば、

腹減った〜 何か食べる物な〜い〜

そんな時に、

「今はこんなのしかないよ〜」

と出てくるサンドイッチ。

そうこれ!

小さい頃に夢見た幸せの世界。

大人になったら叶えたかった夢の世界。

幸せの別名サンドイッチ。

まさに魔法の食べ物。

ん?

んん?

ウィッチて、魔女のことだよね。

もしかしたら女性が作った時だけサンドウィッチて言うのかもね。

挟む魔女。

 

 

 

木屋町小唄①

し〜らな〜い〜ま〜あぁ〜ち〜を〜♪

そんな歌を頭の中で歌ってたりします。

ふと思った事ないですか?

旅に出たい!

誰も知らない所に住んでみたい!って。

て事で、やってまいりました京都。

河原町のウィークリーアパートに住んで2日目になります。

昨日はバタバタと引越ししてたので、今日はのんびり木屋町辺りに飲みに行こうと家を出たのですが、当たり前のように道が分からない。

まぁ、急いでやる事も無いので京都の小道を風の吹く方、吹く方と歩けば、看板の灯はついてないが、何やら面白そうな店名がちらほら。

『ニューパラダイス』 実に良い。

楽園とな、しかも新しい楽園。

『スナックぬこ』 ぬこ?

猫の事かな?

『barパンタロン』 語呂が良い。

店員がパンタロン履いてるか気になる。

看板を眺めながら夕方の京都散歩。

そんな事しながら楽しんでると、ちょうど夜営業の看板を出してる娘さんと目が合う。

目があったはず、いや、合わせる。

必殺の《初めて来た町でどのお店に入ろうか迷ってる気の良い旅人の図》になる。

だいたいこれで話しかけてくる筈なんだが、、

こない。

いやまて、まだ焦る場面では無い!

ここは次の作戦《外に置いてあるお店のメニューを指さす》そして「美味しそう」と呟く。

これでどうだ!

敵は不思議そうな顔をしている。

やばい、これでは変質者ではないかっ!

斯くなる上は看板をさしてた指をゆっくり前に突き出し「1人ですが‥」

娘「どうぞ、いらっしゃいませ!」

負けたっぽくもあるが目的は達成された、これはイーブンだな。

なんなら勝ったまである。

ふんすと鼻を鳴らし店内に入る。

カウンター6席のテーブル1つ、こじんまりした《おばんざい》。

実に良い。

ここはやはり瓶ビールを注文する。

ド定番!

ビール♪ ビール♪ ビール♪

よく分からないリズムに合わせて自作の曲《ビール ザ アンビシャス》を頭の中で流しながら店内を見渡す。

決してキョロキョロしてはいけない、あくまでポーカーフェイスだ。

ほぅ、メニューが無い。

メニューがない‥

カウンター上にはおばんざいが美味しそうに大皿で並んでいる。

あるね。

うん、たまにあるねメニューの無いお店。

大皿を見たとて何が何だか分からない私は頭をフル回転する。

《入店の義にて勝利を納めた私が今更料理の名前が分からないとか、ましてや間違える!そんな事があって良いのだろうか!》

うん、良いな。食べたいの食べよ。

娘「お待たせしましたー」

瓶ビールを受け取りながら、大皿の1つを指差し注文してみる。

この白菜の煮物みたいなやつ下さい。

娘「白菜タイタンですね」

ハクサイタイタン。

なんだか強そうだなおい。

それを下さい。

それとこっちのヒジキが入ったやつも。

娘「ヒジキですね」

そこはヒジキなんだ。

料理はどれも美味しくて、娘さんとの話も楽しくついつい長居してしまう。

常連さんもちらほらビールもすすみ冷酒を楽しみだした頃。

常連さんが娘に言う、店内の黒板出てないよと。

娘「メニュー出すの忘れてました」

ですよね、外にメニューあったもん。

そんなユルさが心地良さなんだなと思いながら酔っ払う。なぜか娘も酔っ払う。

常連さん達も盛り上がり何故か初めて来た祝いで奢って貰う。そして返盃。

店内も忙しくなりだし、また来る事を心に決めお店を後にする。

あ〜、実に良い。

右へフラフラ〜 左へフラフラ〜

 

次回に続く。

ラー油

ご飯にね、白菜の漬物を乗せて、その上からマヨネーズをかけて食べるのが好きなんです。

ご飯にね、黄色い沢庵をのせて、その上からラー油をかけて食べるのが好きなんです。

家で食事をしないとなかなかそんな食べ方は出来ないんだけど、近所のラーメン屋には黄色の沢庵があるのです。

ラー油もあるのです。

しかも無料のシステムで!

ご飯は有料のシステム。

ラーメンとご飯に沢庵を乗せてラー油をかける。

TKGならずGTR。

うまい。

先日も、いつものラーメン屋に行きいつもの様にラーメンとご飯を注文したのだけど、テーブルにラー油が無い。

沢庵を片手に周りを見回すが、どこにも無い。

どうやらラー油は餃子を注文した人だけに出すシステムに変更したみたいだ。

やばい。

どうしても食べたい。

しかし餃子も注文してないのに無料の物を頂くなんて図々しくないか。

こんな所を誰かに見られSNSに投稿されて炎上したりしないか。

そんなことが頭の中をぐるぐるまわる。

もうどうして良いか分からない。

食べたくて沢庵が震える。

恥を忍んで店員さんに聞いてみよう。

沢庵inご飯を片手に、

あの〜、ラー油を頂いてもよろしいですか?

店員「ラー油ですか?食べられないですよ」

‥???…

ん、食べれます。

店員「えっ?…」

店員「食べないラー油なんですよ」

いや、食べますよ?

……

店員「えっ?」

店員「食べられない方のラー油です」

えっ?…

店員「えっ?…」

いや、かけます??

店員「かけちゃいますか〜」

はい、かけます〜。

申し訳無い。

無事ラー油を食べる事ができました。

感謝です。

 

 

中華飯店

今日のお昼は中華に決めた!

みんな大好き町中華

チャンラーメン950円

ここでは勿論パラパラでは無く、もちっとしたチャーハンが正義です。

ラーメンも忘れないで!

ちぢれ麺に絡むは優しい味の醤油スープ。

お昼のひと時を安らぎで包みます。

鍋の音がカン、カン、カン!

餃子の音がじゅわわわ〜!

笑顔がこぼれます。

でもね、

チャンラーメンが消滅してるらしいんです。

経済の事は分かりませんが、

何やら1,000円以下にするのが難しいんだとか。

確かに半チャンラーメン1,200円で町中華じゃ

なんかモヤモヤしますね‥

そこで小一時間考えてみた。

チャンラーメン1,200円がモヤモヤする訳でなく、町中華の部分がなんかモヤモヤするんです。

そのセットが1,200円でも良いんです。

そのセットが1,200円で町中華だからモヤモヤするんです。

もう何を言ってるか分からなくなりました。

まぁ、町中華って言う言い方がおかしくない?

バカにしてるっぽくて嫌いなんですよね。

そのうち町洋食とか言いそうで怖い。

駅蕎麦と言う言い方にはなぜかリスペクトを感じるんですが‥